TPGライズ・クライメート、排出ガス削減に取り組むMIRATECHの買収を発表

9月4日、TPGの国際的なインパクト投資プラットフォームの一部であるTPGライズ・クライメートは、産業用エンジンのアフターマーケット向けの排出および騒音削減技術のリーダーであるMIRATECHを買収したと発表した。MIRATECHは、発電エンジンの排出ガスを削減するための触媒・フィルター・サイレンサー・モニタリングシステムなどのソリューションを提供しており、特にデータセンターや脱炭素化が難しいエネルギーインフラ・海洋・建設業界向けの排出削減技術に特化している。

TPGライズ・クライメートのマーク・メズヴィンスキー氏は、データセンターの電力使用が世界的に増加する中で、MIRATECHの革新的な排出削減ソリューションの重要性を強調した。今回の買収は、エネルギー転換をサポートする技術への投資に焦点を当てたTPGの戦略に沿ったものだ。メズヴィンスキー氏とTPGライズ・クライメートのロジャー・ストーン氏は、MIRATECHの取締役会に加わる。

TPGの投資を受け、MIRATECHは成長と排出削減の機会を活かしていく計画だ。

【参照ページ】
(原文)TPG Rise Climate Acquires MIRATECH, Leader in Industrial Aftermarket Emissions Reduction Technology
(日本語参考訳)TPGライズクライメート、産業用アフターマーケットの排出ガス低減技術のリーダーであるMIRATECH社を買収

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る