Blackstone、過去最大のプライベート・クレジット・エネルギー移行ファンドで約1兆円を調達

Blackstone、過去最大のプライベート・クレジット・エネルギー移行ファンドで約1兆円を調達

8月10日、オルタナティブ投資ファンドの Blackstone は、エネルギー転換クレジットファンド Blackstone Green Private Credit Fund III (BGREEN III) の最終クローズで71億ドル(約1兆円)を調達したと発表した。同社によると、このファンドはエネルギー転換プライベート・クレジット・ファンドとしては過去最大の調達額となる。

このファンドは Blackstone Credit のサステナブル・リソース・プラットフォームが運用する。Blackstone は2022年1月に同プラットフォームを立ち上げ、再生可能エネルギー企業やエネルギー転換を支援する企業に対し、住宅用太陽光発電や住宅効率化、再生可能発電や蓄電、エネルギー転換を可能にする製品、サービス、テクノロジー、天然資源、脱炭素輸送、持続可能性に関連した融資、グリーンファイナンス、その他のエネルギーインフラ投資などの分野で、投資や融資を行っている。同プラットフォームの投資対象は、投資適格、非投資適格、優先株式、転換社債など、幅広い信用分野にわたる。

昨年の同プラットフォームの立ち上げに際し、Blackstone は、今後10年間で、エネルギー転換と気候変動解決プロジェクトに推定1000億ドル(約14兆円)を投資する機会があると考えていると述べた。

【参照ページ】
(原文)Blackstone Closes Record Energy Transition Private Credit Fund at Over $7 Billion
(日本語訳)Energy Transition Private Credit Fund を70億ドル超でクローズ。

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る