7月19日、インドを拠点とするコングロマリット、Tata Groupは、英国に40GWhのバッテリーセル・ギガファクトリーを建設する計画を発表した。新工場の投資額は40億ポンド(約7,292億円)を超えると予想されている。
欧州最大級の電池セル製造施設となる新ギガファクトリーは、Tata Motors傘下のJaguar Land Roverをアンカー・カスタマーとし、英国と欧州の顧客にサービスを提供する。
本発表は、英国のスナク政権にとって大きな勝利となる。スナク政権は、持続可能な投資のハブとしての地位を確立することを目標に掲げているが、大規模な投資を呼び込むために、インフレ削減法やグリーン産業計画など、米国やEUの他の主要経済国が打ち出したクリーンエネルギーや産業パッケージへの対応が不十分であるとして、非難を浴びている。
Tata Groupは、再生可能エネルギーを最大限に活用し、100%クリーン電力を目指すことや、バッテリーのリサイクルのような技術やプロセスを使用して、元の原材料をすべて回収して再利用することなど、施設の持続可能性に焦点を当てた特徴を強調した。
新施設は、2026年に最初の立ち上げ段階を経て生産を開始する予定である。
【参照ページ】
(原文)Tata Group to Set Up a Battery Gigafactory in the UK
(日本語訳)Tataグループ、英国に 英国にバッテリー・ギガファクトリーを設立