5月23日、Iberdrolaと国際金融公社(IFC)は、新興国でのエネルギー転換を促進するために協力すると発表した。両機関は、複数の途上国においてクリーンエネルギーと脱炭素化を支援するためのパートナーシップを開始した。
本契約は3つの柱で構成されている。第一に、IFCは、Iberdrolaのブラジル子会社であるNeoenergiaが運営する配電網のデジタル化およびエネルギー効率向上のための資金として、1億5,000万ドル(約208億円)の融資をIberdrolaに提供する。第二に、IberdrolaとIFCは、ポーランド、モロッコ、ベトナムなどの新興国における再生可能エネルギープロジェクトの開発に対する別の融資について検討する。第三に、両機関は、洋上風力発電やグリーン水素など、新興国における新しい革新的なクリーンエネルギー・プロジェクトの開発を支援するための協力オプションを分析している。
これらの国々で、 Iberdrolaはすでにいくつかの再生可能エネルギープロジェクトを進めている。ポーランドでは、SeaWindと共同で7,300MWの洋上風力発電ポートフォリオを開発している。また、数年前にベトナムで、550MWの再生可能エネルギーポートフォリオを開発中のSowitec Vietnamを買収した。この会社は、5つの風力発電所と50MWの浮体式太陽光発電プロジェクトの6つのプロジェクトで構成されている。
【参照ページ】
(原文)We join forces with the World Bank Group to boost energy transition in emerging countries
(日本語訳)世界銀行グループと手を組み、新興国でのエネルギー転換を後押しします