5月9日、国連責任投資原則(PRI)は、アセットオーナー向けに、不動産投資分野でのESG投資を実践するためのデューデリジェンス質問票(DDQ)を発表した。
投資家は、新しい不動産マンデートの投資マネージャーを選定する際や、資本参加した投資マネージャーを監視する際に、DDQを利用することができる。質問は、不動産への直接投資を行う運用会社を対象としている。
DDQは単独で考えるべきものではなく、むしろより広範な情報収集プロセスを支援するために使用されるべきであり、PRIは投資家に対し、以下を推奨している。
- 投資顧問の回答に対する理解を深めるために、どのような追加資料が利用可能かを検討すること
- 必要であれば、追加情報や説明を求めるために投資マネジャーに関与すること
一貫性を高めるためDDQは、PRIの報告フレームワーク(特に不動産モジュール)を通じて収集された情報、および外部組織が開発した投資開示基準やフレームワークを補完するように設計されている。DDQは、報告フレームワークの今後の変更に合わせて定期的に更新される予定である。
【参照ページ】
(原文)Responsible investment DDQ for real estate investors
(日本語訳)PRI、不動産投資分野でのESG投資実践に向け、デューデリジェンス質問票を発表