12月20日、グロースエクイティ企業のGeneral Atlanticは、気候変動に特化したベンチャー企業BeyondNetZeroの設立ファンドの最終クローズを発表し、気候変動対策への投資資金として約35億ドル(約4,600億円)を調達したと明らかにした。
2021年に発足したBeyondNetZero(BnZ)は、最終的に大規模な気候変動対策となる可能性を持つ高成長事業を特定し、支援する。サプライチェーン、産業プロセス、製品の脱炭素化、エネルギー効率化ソリューション、資源保全、排出権の管理・測定・貯蔵・除去の4つの主要テーマに焦点を当てている。
BeyondNetZeroファンドは、General Atlanticの中核的なグローバル成長株プログラムのコンパニオンファンドとして構成され、気候変動分野の成長株企業に共同投資し、中核プログラムでは通常、各投資に25%の資本を拠出している。
これまでに同ファンドは、サステナビリティ格付けのプロバイダーであるEcoVadis、垂直農法の80 Acres Farms、テクノロジーを駆使したリサイクルプラットフォームRoadRunner、廃棄物削減とサプライチェーンの効率化のソフトウェアプロバイダーであるo9 Solutions、オフグリッド住宅用太陽エネルギー製品のSun Kingなど5社に対して8億ドル(約1,055億円)を超える資金を投入している。
【参照ページ】
(原文)General Atlantic Closes Inaugural Climate Solutions Fund
(日本語参考訳)General Atlantic、気候変動対策投資のため35億ドルを調達