11月3日、Amazonは、女性のための気候変動資金を強化することを目的とした5300万ドル(約77.9億円)のコミットメントを発表した。また、米国国際開発庁(USAID)との官民パートナーシップにより、気候変動資金のエコシステムにおけるジェンダー的不公平に対処し、気候変動を専門とする女性起業家を支援することも併せて発表した。
本コミットメントには、Amazonが女性が経営する気候技術企業に直接投資するための5000万ドル(約73.5億円)が含まれている。本資金は、ゼロカーボン経済への移行を促進する製品やサービスを開発する先見性のある企業を支援するAmazonのベンチャー投資プログラム、Climate Pledge Fundから充当されることになっている。
Amazonは2020年に20億ドル(約2,940兆円)のClimate Pledge Fundを立ち上げ、Amazonやその他の企業が2040年までに炭素ゼロを達成するなど、The Climate Pledgeで示された目標を達成できるよう支援することを目的としている。
Amazonはまた、300万ドル(約4.4億円)を拠出し、USAIDの気候性平等基金(Climate Gender Equity Fund)の創設パートナーとなる。グローバルな本基金は、女性主導の気候変動対策に取り組む企業、NGO、アクセラレータ、インキュベータ、草の根団体に助成金を提供し、女性が気候変動技術の開発を加速させるために必要なネットワークや技術力を利用できるようにする取り組みに資金を提供する予定である。USAIDは、Amazonの300万ドル(約4.4億円)の投資と同額を拠出する。
Amazonは、気候公約に署名した企業や他の企業と協力して、新しい基金への支援と企業投資をさらに促すと述べている。
【参照ページ】
(原文)Amazon commits $53 million to fast-track innovations by female climate tech entrepreneurs
(日本語訳)アマゾン、気候変動対策の女性起業家によるイノベーションを加速させるために5300万ドルを拠出