投資運用会社Schroders、Exxon・Shell・Chevronに気候変動対策を求める

5月23日、グローバルな投資運用会社であるSchroders(以下、シュローダー)は、エネルギーメジャーであるエクソンモービル、シェル、シェブロンに対し、気候変動対策と透明性を求める株主決議の支持を発表した。本発表は、BP、ConocoPhilips、Occidental Petroleum、Phillips 66の決議に関するSchrodersの同様のアクションに続くものだ。

各決議案は、各社の事業やエネルギー製品を含むスコープ1、2、3の温室効果ガス排出量を削減するため、パリ協定に基づく目標を設定するよう要請する。

本発表は、シュローダーが先月発表した「エンゲージメント・ブループリント」に続くもので、アクティブ・オーナーシップのビジョンと、一連の主要な持続可能性問題に関して投資先企業に関与するアプローチを概説している。シュローダーによると、アクティブ・オーナーシップは顧客に提供する価値の重要な要素であり、環境および社会の変化への適応を経営陣に促し、その責任を果たすことに重点を置いたエンゲージメントであるという。

シュローダーは、各決議案を支持する一方で、各社が示す野心のレベルが異なることに言及し、特にScope 3目標を設定していない企業には、より野心的な気候変動対策計画を要請している。

【参照ページ】
(原文)Schroders urges oil & gas majors to publish climate targets consistent with Paris Agreement
(日本語訳)シュローダーは、石油・ガス専攻にパリ協定と一致する気候目標を公表するよう要請する

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る