1月11日、アルミニウム圧延・リサイクル企業のNovelisは3億6,500万ドル(約420億円)を投じて自動車リサイクルセンターを建設する計画を発表した。この新しい施設は、ケンタッキー州ガスリーにあるNovelisの既存の自動車用仕上げ加工工場に隣接して建設される予定だ。
本施設により、同社は自動車顧客とのクローズドループリサイクルプログラムを拡大し、自動車部品を板からプレス加工した後に残るアルミニウムを引き取り、新しい自動車用に同じ製品に作り直すことができるようになる。さらに、この新しい施設では、自動車のライフサイクルの終わりにあるアルミニウムを処理することも可能である。
Novelisによると、再生アルミニウムの使用は、一次アルミニウムの製造に使用されるエネルギーの5%しか必要としないため、製造に伴う炭素排出の95%を回避することができるという。
【参照ページ】
(原文)Novelis to Build $365 Million Recycling Center to Support North American Automotive Customers and Reduce Carbon Emissions by More Than One Million Tons a Year
(日本語訳)Novelis、3億6500万ドルを自動車リサイクル施設に投資、年間100万トン以上の炭素排出削減を目指す