バンダイ、ガシャポンカプセルのリサイクルを開始

9月10日、株式会社バンダイと株式会社バンダイナムコアミューズメントおよび株式会社バンダイロジパルは 3 社合同で、ガシャポンの空カプセルのリサイクル事業「ガシャポン カプセルリサイクル」を開始することを発表した。ガシャポンのカプセルを原料としたリサイクルはカプセルトイ業界において初の取り組みとなる。

今回の取り組みはガシャポンの空カプセルの循環スキームの確立によるプラスチックごみ排出の削減や枯渇資源の使用抑制を目的としている。バンダイナムコアミューズメントが国内で運営する 4 店舗のガシャポン取り扱い店舗などで、回収した不要なガシャポンの空カプセルを、物流サービスを手掛けるバンダイロジパルが回収・配送し、プラスチックの再生加工などを行う関越資材株式会社にて再資源化する。

バンダイは、マテリアルリサイクルにて再資源化したペレットを原料に「リサイクルエコカプセル」を生産し、新商品のカプセルとして 2021 年度内に市場投入を予定している。

本年度より新たに回収拠点として拡大した「ガシャポンのデパート」「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」では空カプセル回収ボックス「ガシャポイントステーション」を設置することで、楽しく回収できる仕組みを作っている。「ガシャポイントステーション」はバンダイナムコアミューズメントが提供する無料のスマートフォンアプリ「ナムコポイントアプリ」と連動し、空カプセルを回収ボックスへ入れることでポイントを獲得でき、さまざまなサービスを受けることができる。

【参照ページ】業界初「ガシャポン カプセルリサイクル」を開始

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