ホンダとLG、米国のEV用バッテリー工場に約6,000億円を投資

8月29日、ホンダとLGエナジーソリューション(LGES)は、新たに設立する合弁会社を通じて、米国に建設するEV用バッテリー工場に44億ドル(約6,000億円)を投資する計画を発表した。新工場では、北米市場向けのホンダおよびアキュラのEV用リチウムイオン電池を米国で生産する予定である。

合弁会社の設立は、ホンダが昨年、北米を含むすべての主要市場において、2030年までに40%、2035年までに80%としていたEVと燃料電池車の販売比率を、2040年までに100%にするという目標を含む、車両の積極的な電動化計画を打ち出したことを受けてのことである。

ホンダとLGESは、2023年初頭に新工場の建設を開始し、2025年末までに先進的なリチウムイオン電池セルの量産を開始することを目指す。同工場では、北米のホンダ拠点に供給するパウチ型電池を生産し、年間約40GWhの生産能力を見込んでいる。

【参照ページ】
(原文)LGエナジーソリューションとHonda、EV用バッテリー生産合弁会社の米国での設立に合意

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る