国連、移動種へのプラスチック汚染の調査結果を発表

8月31日、国連の野生動物の移動種の保全に関する条約(CMS)の事務局は移動種へのプラスチック汚染の調査結果を発表した。この新しい研究結果によると、移動種はプラスチック汚染に対して最も脆弱である可能性が高いことがわかった。この研究は、プラスチック汚染がアジア太平洋地域の陸上および淡水環境に生息する動物に与える影響に初めて焦点を当てたものとなる。

報告書では、プラスチックを飲み込んだり絡まって死亡するリスクのある淡水の哺乳類としてガンジスカワイルカや、プラスチック汚染の影響を最も受けている鳥類としてクロツラヘラサギやミサゴ等の渡り鳥が取り上げられている。

【参照ページ】
(原文)New UN Report Finds Migratory Species Are Likely Among the Most Vulnerable to Plastic Pollution
(日本語訳)国連の新しい報告書によると、プラスチック汚染の影響を最も受けやすいのは渡り鳥である可能性が高い。

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-20

    SEC議長、ESG株主提案の政治化に警鐘―「企業統治の本質に立ち返るべき時」

    10月9日、米証券取引委員会(SEC)のポール・S・アトキンス議長は、デラウェア大学のジョン・L・…
  2. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る