オーストラリアの競争規制当局、半数以上の企業がグリーンウォッシュの可能性があると指摘

半数以上の企業がグリーンウォッシュの可能性があると、オーストラリアの競争規制当局が指摘

3月2日、オーストラリアの競争監督機関であるオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、調査対象となった企業の半数以上から環境または持続可能性に関する過大なマーケティングが見つかったことを受け、グリーンウォッシングの可能性がある企業を調査することを発表した。

この調査は、エネルギー、自動車、家庭用品、家電製品、食品・飲料パッケージ、化粧品、衣料品、履物など幅広い分野の247社を対象に、ACCCがインターネット上で調査を行い、誤解を招くような環境および持続可能性に関する過大なマーケティングを特定することを目的としている。ACCCによると、この調査では、調査対象となった企業の57%が、自社の環境認証に関する課題マーケティングがあったことが確認されたとのことだ。分野別では、化粧品、衣料品、履物、食品・飲料の各分野が、最も高い割合でグリーンウォッシングが行われていた。

【参照ページ】
(原文)ACCC ‘greenwashing’ internet sweep unearths widespread concerning claims
(日本語参考訳)ACCCの「グリーンウォッシング」インターネット調査により、広範なクレームが発見される

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