TBMとエンビプロホールディングス、LIMEX及びプラスチック資源循環の促進に向け協業
2月14日、TBMと資源リサイクル大手の株式会社エンビプロ・ホールディングス(エンビプロ HD)は、サーキュラーエコノミーの社会実装に向けて、炭酸カルシウムなど無機物を 50%以上含む新素材「LIMEX(ライメックス)」の使用済製品、及び事業活動や家庭等から排出される廃プラスチックの回収、再生利用を行い、サーキュラーエコノミー事業を協業する業務提携契約を締結した。両社の協業により、カーボンニュートラル社会に資する LIMEX とプラスチックの資源循環スキームを新たに構築する。
本年 4 月に施行される「プラスチック資源循環促進法」により、プラスチック製品の資源循環のニーズが企業や自治体の中で急速に高まっている。LIMEX を使用した製品も同法におけるプラスチック使用製品に該当し、かつ単一素材で設計された製品と同様に再資源化が可能である。そこで TBM は 2022 年秋に神奈川県横須賀市で、LIMEX とプラスチックを回収し、自動選別・再生する国内最大級のリサイクルプラント(処理能力:年間約 4 万トン)の運営を開始する。
今回の業務提携によって、エンビプロ HD は、事業系 1 万トン・家庭系 1 万トン、合計で年間約 2 万トン規模の使用済みの LIMEX・廃プラスチック類を回収する等、LIMEX 及びプラスチックの資源循環を効果的且つ円滑な実施に向け、廃プラスチック等のリサイクルに関する人的資源、知見及びノウハウを本プラントに提供する。