【さくっと読める】マテリアリティとは。ESG情報開示との関係性。

今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行していく。第1回目は「マテリアリティ」を取り上げる。

2024年2月の調査(㈱ディスクロージャー&IR 総合研究所・ESG/ 統合報告研究室)によると23年12月末時点での統合報告書発行企業数は1091社にのぼり、2022年から比較して2倍近くに上る。スタンダードやグロース市場の企業でも発行するところが増えつつあり、全体的な増加傾向にあるだろう。

マテリアリティとは

マテリアリティとは、企業にとってのサスティナビリティに関する「重要課題」のことを指す。そして、GRIのガイドラインによれば、外部からの期待と自社内で取り組むべき課題をマトリクス化して特定することが期待されている。しかし、「複数のガイドライン」により、マテリアリティの考え方が異なっていた。


以降のコンテンツは無料会員登録を行うと閲覧可能になります。無料会員登録を行う

すでに登録済みの方はログイン画面へ

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-6-13

    CSRD改革案に欧州企業が懸念 調査で現場の支持と課題が明らかに

    5月、欧州のNGOであるWeAreEuropeは、CSRD(企業サステナビリティ報告指令)について…
  2. 2025-6-12

    環境省、中小企業の脱炭素化支援へ新指針 – 地域ぐるみで推進

    5月19日、環境省は中小企業の脱炭素経営を推進するための「地域ぐるみでの支援体制構築ガイドブック(…
  3. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る