6月22日、全日本トラック協会は、トラック運送事業者用CO2排出量簡易算定ツールのVer.2をリリースした。
本ツールは、CO2排出量の算定を、自社で把握しているデータの内容と精度(詳しさ)によって3つのステップに分け、それぞれのステップに応じた帳簿フォーマットを使用して排出量を把握する仕組みである。今回発表されたバージョンは、「トライアル版」に対する意見内容を反映させ、「【STEP3】貸切輸送」についてのツールを加えたものとなっている。
全日本トラック協会は、2050年のカーボンニュートラルをトラック運送業界全体で目指すため、令和4年3月に、2030年度を目標とする『トラック運送業界の環境ビジョン2030』を策定した。
本計画では、「サブ目標 2」として、運送事業者が自社の事業用トラックのCO2排出量を把握することを掲げており、各事業者がCO2排出量を簡易に算定できるツールを、令和4年6月に「トライアル版」として公表した。
【参照ページ】
トラック運送事業者用 CO2排出量簡易算定ツール