アホールド・デレーズ、製品単位の炭素可視化を導入 サプライチェーン強靭化へ

4月7日、アホールド・デレーズは製品ごとの温室効果ガス排出量を把握する「プロダクト・カーボン・フットプリント(PCF)」の導入を発表した。
同社によれば、自社が報告する排出量の約95%はバリューチェーン(スコープ3)に属し、そのうち約80%が販売製品に関連する排出である。従来は業界平均データに基づく推計を用いてきたが、リスク集中やサプライヤーごとの実態把握には限界があった。
PCFは製品単位でライフサイクル全体の排出量を測定し、原材料、製造方法、サプライチェーンごとの影響をより詳細に可視化する手法である。これにより、排出の発生箇所や削減余地を具体的に把握できる。
同社はこの移行により、調達や商品構成、イノベーションの意思決定を高度化し、供給の脆弱性やコスト変動リスクの特定、低排出型生産への投資を行うサプライヤーの評価強化を図るとしている。
導入にあたってはHowGoodと連携し、サプライヤーとのデータ収集を進めるほか、WBCSDのPACTやGSTAなど業界イニシアチブにも参加する。また、より精緻なデータに基づき、2020年のスコープ3基準値を再計算する方針である。
同社はPCFを通じて排出管理にとどまらず、リスクと機会の把握を強化し、サプライチェーン全体の脱炭素と安定供給の両立を目指すとしている。
原文: Introducing Product Carbon Footprinting: strengthening resilience across our value chain
日本語参考訳: 製品のカーボンフットプリント導入:バリューチェーン全体のレジリエンス強化
🔓会員登録で実務解説・実践ガイド
ESG Journalでは、実務に役立つポイントや実践ガイド(テンプレート)を紹介しています!国際的な動向からも気候変動への対応や開示の高度化が進んでいます。ぜひこの機会に自社の実務対応を再確認してください。
🌍気候変動開示への対応に関連する実務解説はこちら>>>
すでに登録済みの方はログイン




