1月21日、サステナビリティ・プラットフォームを提供するOrennia Inc.はシリーズC資金調達の完了を発表した。このラウンドはBlackRockとTemasekの共同パートナーシップであるDecarbonization Partnersが主導し、既存の投資家も参加した。

Orenniaは、人工知能を中核に据えた次世代プラットフォーム「Ion_AI」を通じて、電力、再生可能エネルギー、データセンター、クリーン燃料、炭素回収の分野で正確なデータと分析、実行可能な研究を提供する。このプラットフォームは、AI駆動型であり、顧客の意思決定を迅速かつ的確に支援するための洞察を提供し、エネルギー転換の最前線で活用されている。

同社のCEO兼共同創設者であるブルック・パプ氏は「当社の技術がもたらす価値は顧客に評価されている。95%の顧客が業務の加速を実感し、93%がより良い資本配分の決定に役立っている」と述べた。

Decarbonization Partnersのメーガン・シャープ氏も「Orenniaのプラットフォームは、エネルギー転換における投資家や開発者に信頼できるデータと分析を提供し、迅速かつ確信を持った投資決定を可能にしている」とコメントした。

今回の資金調達により、Orenniaはさらなる革新を推進し、エネルギー転換の加速を目指す顧客を支援していく方針だ。

【参照ページ】
(原文)Orennia Completes Series C Funding Led by Decarbonization Partners
(日本語参考訳)オレンニア、デカーボナイゼーション・パートナーズ主導のシリーズC資金調達を完了

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