モンデリーズ、人権に関する方針を発表、サプライチェーンにおける生活賃金の向上を目指す

モンデリーズ、人権に関する方針を発表、サプライチェーンにおける生活賃金の向上を目指す

食品会社のモンデリーズ・インターナショナルは、児童労働、強制労働、従業員の安全・健康、報酬などの問題に対する取り組みと、これらの問題の管理・監視・報告に関する方針をまとめた「人権に関する専用方針」を発表した。

同社の人権に関する方針には、事業活動における児童労働や強制労働の禁止、雇用や従業員の処遇における嫌がらせの禁止、安全な労働環境を提供するための社内外の専門知識の活用、従業員への生活賃金の支払い、昇進の機会均等、従業員の組合加入・非加入の権利の確保、従業員代表との誠実な交渉、土地や天然資源の所有と使用の尊重などの主要なコミットメントが概説されている。

モンデリーズは、この方針が派遣社員や契約社員を含む世界中のすべての従業員、および同社のコンサルタント、代理店、同社のために行動するその他の第三者に適用されると述べている。

新しい方針の発表と同時に、モンデリーズは、グローバルサプライチェーンにおける生活賃金の向上を目指すIDH(The Sustainable Trade Initiative)の生活賃金ロードマッププラットフォームに参加したことを発表している。このプラットフォームは、国際的な連携を強化し、生活賃金に関する具体的な解決策を構築するために活動している。

【参照ページ】
(原文)MONDELĒZ INTERNATIONAL STRENGTHENS COMMITMENTS TO HUMAN RIGHTS AND ENDORSES CALL TO ACTION TO ADVANCE LIVING WAGES
(日本語訳)モンデリーズ、人権に関する方針を発表、サプライチェーンにおける生活賃金を要求

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る