DPワールド、低炭素物流支援サービス「EcoRoute」を開始 サプライチェーンの効率化と排出削減を両立

6月22日、物流大手DPワールドは、サプライチェーンの効率化と温室効果ガス排出削減を支援する新ソリューション群「EcoRoute」を発表した。ネットワーク設計、低炭素物流、排出量測定、戦略的パートナーシップを組み合わせ、企業のサプライチェーン強靭化と脱炭素化を後押しする。
物流・輸送部門は世界のエネルギー起源CO₂排出量の約10%を占める。一方で、規制強化や投資家・顧客からの要求の高まりを背景に、企業にはより高いサプライチェーン管理能力が求められている。
EcoRouteは、コスト、輸送速度、排出量を考慮したサプライチェーン最適化機能を提供する。アフリカでは、DPワールドの物流管制システム導入により、大手小売企業の輸送量が45%増加した一方、車両数の増加は5%にとどまり、車両稼働率は88%まで向上した。
また、モーダルシフトや代替燃料、電動輸送、低炭素倉庫の活用を通じた低炭素物流にも対応する。インドでは、チェンナイ―コルカタ間の輸送において鉄道と沿岸輸送を組み合わせた複合輸送を導入し、輸送由来排出量を78%削減するとともに、物流コストの低減と輸送信頼性の向上を実現した。
さらに、Scope3排出量削減を支援するカーボンインセッティング・プログラムや、ISO14083に準拠した排出量算定ツールも提供する。2025年には英国サウサンプトン港とロンドン・ゲートウェイ港で実施したプログラムを通じ、25万7,000TEU超の貨物輸送に対して9,400トン超の認証済みCO₂インセットを創出したという。
DPワールドは、顧客や戦略パートナーとの連携を通じ、サプライチェーンの脱炭素化と社会・環境価値の創出を両立させる方針を示している。
原文:DP WORLD LAUNCHES ECOROUTE TO BUILD MORE RESILIENT, LOWER-EMISSION GLOBAL SUPPLY CHAINS
日本語参考訳:DPワールド、より強靭で低排出のグローバルサプライチェーン構築を目指し、エコルートを立ち上げる
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