11月14日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)はこのほど、サンフランシスコで第1回バイオサーキュラー・グリーン(BCG)賞の受賞者を発表した。
BCG賞は、APEC全体で持続可能かつ包括的な成長に貢献し、再現可能なBCGエコノミーのアプローチを成功裏に実施したアジア太平洋地域の6つの優れた個人、企業、組織を表彰するものである。
タイのシハサック・プアンケトケオ外務副大臣がAPEC閣僚会議で発表し、女性、若者、零細・中小企業(MSMEs)の3つのカテゴリーにおける受賞者を紹介した。
APEC BCG賞は、各カテゴリーのユニークな貢献を強調し、BCGエコノミーモデルを実施するためのパートナーシップと包括的アプローチの重要性を強調している。
以下は2023年APEC BCG賞の6つの受賞者。
【女性部門】
- ヌアンラ・オル・ダードキアッティクン(タイ): 再生可能でスマートな農業技術に取り組む有機ココナッツ農園の創設者。
- グレース・クォック(中国、香港): AECグループCEO。気候リスク評価を通じて持続可能な変革を推進。
【若者部門】
パク・キュテ(Kyutae Park)、リー・ウォンジュン(Wonjoon Lee)(韓国): 生産と資源管理を最適化するスマート農業ソリューション企業Avalveの共同設立者。
坪井俊輔(日本):農薬使用量を削減し、農地効率を最大化するアグリテック企業Sagriの創業者。
【MSMEs 部門】
レイモンド・マック(中国、香港): ファーマシーHKの共同設立者兼CEO。安全で新鮮な農産物のためのスマート・モバイル農場モデルを革新。
ヘルナン・アスト(ペルー): Alintiの創設者。農村コミュニティが植物を動力源とする発電を可能にする技術で、再生可能エネルギーへの移行を加速させている。
APEC事務局のレベッカ・スタ・マリア事務局長は、「米国は今年のAPECのホスト国として、グリーン成長、気候変動資金、クリーンエネルギー転換の優先事項を推進するため、テーマ、関連プロジェクト、APECのワークストリームを横断するイニシアティブを通じて、バンコク目標を具体化した」と述べた。
【参照ページ】
(原文)APEC Awards the First Bio-Circular Green Prize
(日本語参考訳)APEC、第1回バイオサーキュラー・グリーン賞を受賞