3月29日、エネルギー技術企業のSiemens Energyは、第1回グリーンボンドの発行に成功し、15億ユーロ(約2,159億円)を調達したことを発表した。3年満期と6年満期の2つの7億5,000万ユーロ(約998億円)のトランシェで構成されるこの募集は、3倍を超える応募があり、総受注額は約55億ユーロ(約7,916億円)に上ったとのことだ。
今回の募集は、Siemens Energyが最近発表した「グリーンボンド・フレームワーク」に続くもので、グリーンボンド発行のための資金使途、プロジェクトの選定・評価プロセス、資金管理、報告義務の概要を説明している。
同フレームワークでは、「再生可能エネルギー」を唯一の資金使途の対象としており、「陸上および洋上風力タービンの設計、開発、製造、設置」、「陸上および洋上風力発電所の運用および保守」に関連する支出に限定している。
同社は、今回の調達資金を主に風力発電事業であるSiemens Gamesa Renewable Energyの既存債務の再融資に充てるとしている。
【参照ページ】
(原文)Siemens Energy platziert erfolgreich Grüne Anleihe in Höhe von 1,5 Milliarden Euro
(日本語訳)シーメンス・エナジー、15億ユーロのグリーンボンドの発行に成功