1月6日、メルセデス・ベンツは、北米、欧州、中国などの市場で1万台以上の高出力充電器を目指す、グローバルなEV充電ネットワークを立ち上げる計画を発表した。
新しいネットワークの構築は、今年、米国とカナダで開始され、2027年までに北米全域で400以上のハブを設置し、2,500以上の高出力充電器を設置する計画である。本発表は、同社が2021年に発表した、市場環境が許す限り2030年までに全車両を電気自動車にするという目標を含む、自動車車両の電動化計画を受けてのものである。
昨年、同社は2030年までに乗用車1台あたりのCO2排出量を50%以上削減する目標を発表し、車両の電動化、グリーンエネルギーによる充電、バッテリー技術の向上、生産におけるリサイクル素材や再生可能エネルギーの使用など、気候変動に関する目標達成のために進めている主要な手段や取り組みについて概要を示した。
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ベンツによると、新世代のEVの使い勝手と利便性を大幅に向上させることを目的として、充電ハブを主要都市や都市の人口集中地区、主要幹線道路に近い場所、小売店やサービスのある場所に設置するという。本ネットワークは、対応技術を持つすべての車種に開放されるが、メルセデス・ベンツの顧客には予約機能を通じて優先的にアクセスが提供され、待ち時間なしで充電でき、長距離の移動が容易になる予定である。
構築には、米国の太陽光発電および蓄電池の所有・運営会社であるMN8がパートナーとして参加し、グリーン充電へのアクセスを最大化するというメルセデス・ベンツの目標をサポートするとともに、EV充電ネットワーク技術企業のChargePointが参加する。
【参照ページ】
(参考記事)Mercedes-Benz plots ‘global’ EV charging network with 10,000 chargers by 2030
(日本語参考訳)メルセデス・ベンツ、グローバルなEV充電ネットワークを開始