10月10日、スペインのEV充電会社Zunderは、南ヨーロッパ全域でスタートアップの超高速EV充電ステーション網を拡大することを目的に、持続可能な投資マネージャーMirovaから1億ユーロ(約141億円)の投資を受けたことを発表した。
2022年のEV販売台数が2021年比で238%急増した欧州の電動モビリティ市場が急成長する中、本投資は実現した。特にスペインでは、現在の約30万台から2030年までに500万台以上のEVを普及させるという目標を掲げており、スペインの家庭の70%が個人の路上駐車を利用できないことから、同国における強力な高速充電公共インフラの必要性を反映している。
Zunderは、2025年までに4,000カ所以上の充電設備を所有・運営し、プラットフォームを通じて40,000カ所以上を管理することを目標としており、そのために3億ユーロ(約425億円)以上の設備投資計画を発表している。
Mirovaの1億ユーロ(約141億円)の株式投資は、エネルギー移行に特化した5番目のインフラファンド「Mirova Energy Transition 5(MET 5)」を通じて行われた。本投資は、再生可能エネルギーや低炭素モビリティなどの分野に投資する同ファンドのために16億ユーロ(約2,270億円)を調達したと9月にMirovaが発表したことに続くものである。
【関連記事】Mirova、エネルギー転換基金に約2,270億円を調達
【参照ページ】
(原文)Zunder raises €100 million from Mirova
(日本語訳)EV充電スタートアップのZunder、Mirovaから140億円超を調達