9月15日、ボストンコンサルティンググループ(BCG)は、気候変動やサステナビリティに関する専門知識と変革能力を強化するため、環境サステナビリティコンサルタント会社であるQuantisを買収したと発表した。
2006年に設立されたQuantisは、「持続可能な変革」の推進に関して企業に助言を行い、グローバル企業が気候・生物多様性・水・土地・プラスチックのフットプリントを理解し、戦略を開発するための支援をする。同社がサービスを提供する主な分野は、食品・飲料、化粧品・パーソナルケア、ファッション・スポーツ用品などだ。
今回の買収により、主に欧州と米国を拠点とする250名の環境専門家と変革のスペシャリストがBCGに加わる。これは、世界中のコンサルティング会社がクライアントからの高まる需要に応えるために、サステナビリティの専門知識と能力を追加する動きを見せていることを受けたものだ。今月のM&Aでは、Accentureによる炭素・気候変動戦略コンサルティング会社Carbon Intelligenceの買収や、EYによるカナダのサステナビリティ・コンサルティング会社AFARAの買収が行われた。
【関連記事】
Accenture、気候戦略コンサルティング会社「Carbon Intelligence」を買収
EY、カナダのESGコンサルティング会社AFARAを買収
BCGは、生物多様性・循環型経済・脱炭素・持続可能な農業・移行融資・水管理、その他のESGトピックなど、サステナビリティの全領域をカバーするBCGの数百人の専門家を結集し、昨年、気候・サステナビリティセンターを設立するなど、サステナビリティに関する能力を高めることにも積極的に取り組んでいる。
【参照ページ】
(原文)Quantis is joining BCG to accelerate sustainable business transformation!
(日本語訳)クオンティスはBCGの一員として、持続可能なビジネス・トランスフォーメーションを加速します