Accenture、気候戦略コンサルティング会社「Carbon Intelligence」を買収

Accenture、気候戦略コンサルティング会社「Carbon Intelligence」を買収

9月1日、Accentureは炭素・気候変動戦略コンサルタント会社であるCarbon Intelligenceを買収し、サステナビリティ関連の最新の取引を発表した。

英国に拠点を置くAccentureは、企業のカーボンフットプリント全体の測定と管理を支援している。同社は、CDP、WRI、WWF、UNGCが共同で設立したScience Based Targets initiative (SBTi) と密接に連携し、企業の環境サステナビリティ活動を気候変動抑制という世界的目標に合致させ、科学的根拠に基づく脱炭素目標の設定と、その達成に向けた戦略開発を支援している。

Accentureの買収により、Accentureのサステナビリティ・サービスに160名以上のプロフェッショナルが加わる。Accentureは本買収により、テクノロジー、科学、データ、経済学を駆使して、世界中のクライアントに持続可能な影響を与える能力が拡大される。

本発表は、AccentureがサステナビリティとESGに焦点を当てた能力を強化する一連の動きの中で最新のものであり、ミュンヘンを拠点とするサステナビリティコンサルタント会社akzente、英国を拠点とするサステナビリティコンサルタント会社Aviecoおよびサステナビリティに関するエンジニアリングとアドバイスのコンサルタント会社Greenfishを最近買収していることを意味する。さらに、Accentureのベンチャー部門であるAccenture Venturesは、最近、ESG測定プラットフォームのPulsESGへの戦略的投資を発表し、昨年はESGデータプラットフォームのアラベスクエスレイ(現ESGブック)にも投資している。

【関連記事】Accenture、ESG測定プラットフォームPulsESGに出資

【参照ページ】
(原文)Accenture Acquires Leading Carbon Emissions and Climate Change Strategy Consultancy Carbon Intelligence
(日本語訳)Accenture、気候戦略コンサルティング会社「Carbon Intelligence」を買収

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る