MetaVerse Green Exchange、企業の出張旅費をオフセットできるカードの販売開始

MetaVerse Green Exchange、企業の出張旅費をオフセットできるカードの販売を開始

6月16日、シンガポールに拠点を置くデジタルグリーン取引所MetaVerse Green Exchange(MVGX)は、企業が出張などの管理しにくい炭素排出量を追跡し、オフセットできる新しいツール「Net Zero Card」の提供開始を発表した。

新しいソリューションは、企業が気候変動対策に取り組むための身近な方法として設計されており、ブロックチェーンベースの炭素クレジットを搭載したプリペイドカードだ。同カードはホワイトラベルソリューションとして開発され、当初は公共交通機関や民間交通機関を利用した通勤やイベントなど、シンガポール国内の旅行関連のアプリケーションに対応する予定。

同カードは、MVGXにとって、個人から機関投資家まで幅広く適用される初めてのサービスで、ユーザーが「Net Zero Diary」で移動期間と移動手段に基づいて排出量を計算できるようにする。排出量の算出後、MCGXはカードのプリペイド量に応じた量のカーボンニュートラルトークン(CNT)を払い戻す。

MVGXは、ユーザーのスマートフォンのジオトラッキングを利用して、旅の二酸化炭素排出量を追跡・測定するモバイルアプリも開始すると表明している。

【関連記事】OCBC銀行、MetaVerse Green Exchangeと提携し、トークン化されたグリーン・ファイナンス・ソリューションの提供を開始

【参照ページ】
(原文)Customizable Net Zero Card Puts Power in the Hands of Businesses to Counter Micro-Level Emissions Such as Business Travel
(日本語訳)カスタマイズ可能なネットゼロカードは、出張などのマイクロレベルの排出量に対抗するために企業の手に力を与えます

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る