Climate Action 100+、気候変動対策をめぐり、建築資材大手CRH監査役の解任を求めるエンゲージメントを実施

気候変動対策をめぐり、建築資材大手CRH監査役の解任を求める投資家キャンペーン実施

4月11日、気候変動に焦点を当てた投資家イニシアティブ『Climate Action 100+』は、世界最大級の建材会社であるCRHの 気候リスクおよび移行計画の可視性が不十分であるとして、 同社の監査委員長および監査役を解任するキャンペーンを株主決議リストに追加した。

『Climate Action 100+』 のメンバーであるグローバル投資マネージャーSarasin & Partnersは、今月末のCRHの年次総会に先立ち、同社の財務諸表の承認、監査委員長の再任、デロイトの監査役の継続に反対する3つの監査決議への投票をあらかじめ宣言している。

『Climate Action 100+』 は、65兆ドル以上の資産を持つ615以上の投資家が参加するイニシアチブである。 世界最大の温室効果ガス排出企業を対象に、 世界の平均気温上昇を1.5℃に抑えるために、事業戦略とネット・ゼロの整合を促進する。

【参照ページ】
(原文)CLIMATE ACTION 100+ FLAGS FIRST-EVER NET ZERO ACCOUNTING-RELATED RESOLUTIONS AT FTSE 100, CRH, AHEAD OF AGM
(日本語訳)気候変動対策をめぐり、建築資材大手CRH監査役の解任を求める投資家キャンペーン実施

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る