WalmartとFedEx、GMの脱炭素化事業で数千台の電気バンを発注

WalmartとFedEx、GMの脱炭素化事業で数千台の電気バンを発注

1月6日、GMの商用配送と物流の脱炭素化に特化した子会社BrightDropは、WalmartとFedExから数千台の電動配送バンを受注し、各社の配送ネットワークの排出量削減の取り組みを支援すると発表した。

CES 2022で発表されたこの契約は、 Walmart がBrightDropの初注文として、同社の電動配送車EV600と小型のEV410を5000台予約し、 FedEx が昨年500台を予約したのを大幅に拡大し2,000台を追加したもので、この契約により、同社の電動配送車に対する需要が拡大する。さらにGMは、 FedEx が今後数年間で最大2万台を追加する計画を進めていると述べている。

WalmartとFedEx はそれぞれ最近、配送網の電化と脱炭素化に関するコミットメントを発表している。 Walmart は2040年までに全世界でゼロエミッションを達成することを約束しており、その取り組みには、全車両の電動化とゼロエミッション化、再生可能エネルギー100%による施設の電力供給、店舗やクラブ、データ・配送センターにおける冷房用の低負荷冷媒と電化機器への移行が含まれている。 FedExは昨年 、車両の電気化、持続可能なエネルギー、炭素分離などの分野に数十億ドルを投資し、業務の中核を確保する2040年の目標も発表している。

【参照ページ】
(参考記事)GM’s electric commercial vehicle unit signs deals with Walmart, FedEx

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る