Kayrrosが生物多様性リスク評価プラットフォームを発表

3月30日、Kayrrosは、生物多様性リスクを資産単位で可視化する「Nature Impact Platform」を発表した。衛星データと人工知能を活用し、金融機関が環境影響と自然関連リスクを高精度かつ迅速に評価できる仕組みである。

これまで生物多様性は、データの分断や不完全性により金融分析における盲点とされてきた。その結果、環境負荷の高いプロジェクトが見過ごされるケースも存在した。近年はTNFDやSFDR、CSRD、フランスのArticle 29など規制が進展し、金融機関には自然関連指標の統合が求められている。

同プラットフォームは機械学習、衛星画像、地理空間データを組み合わせ、最新の環境指標を提供する。投資家はデューデリジェンス、ポートフォリオ構築、報告業務において自然リスクを直接組み込むことが可能となる。

欧州ではBNP Paribas Asset Managementが導入し、太陽光発電所、データセンター、エネルギー事業などのインフラ資産で試行された。分析速度の向上、プロジェクト選定と資本配分の理解深化、周辺の生態的に重要な区域の特定といった成果が確認された。

本プラットフォームは、生物多様性影響の低減を最終目的とし、ESGパフォーマンスの向上や規制対応の強化、運用効率の改善を評価指標とする。自然関連リスクを定量化・比較可能にすることで、資本の流れを環境負荷の高い活動から、自然保全・再生に資するプロジェクトへ転換することを目指す。


(原文)Kayrros Launches Nature Impact Platform to Transform Nature Risk Assessment in Finance
(日本語参考訳)Kayrros社が、金融における自然リスク評価を変革する自然影響プラットフォームを立ち上げました。


🔓会員登録で実務解説・実践ガイド

ESG Journalでは、実務に役立つポイントや実践ガイド(テンプレート)を紹介しています!TNFD開示や自然資本への対応が進みつつあります。ぜひこの機会に自社の実務対応を再確認してください。

🌍TNFD開示、自然資本への対応に関連する実務解説はこちら>>>

READ MORE
READ MORE
READ MORE

すでに登録済みの方はログイン

関連記事一覧