Normative、企業のCSRD対応を支援する包括的ソリューションを発表

12月3日、スウェーデンの炭素管理プラットフォーム企業であるNormativeは、企業のサステナビリティ報告指令(CSRD)への対応を支援する包括的なソリューションを発表した。新サービスは、専門家によるガイダンスと同社のプラットフォームを組み合わせ、企業が複雑な規制要件を効率的に遵守できるように設計される。

同社が実施した調査「Carbon Accountability Report」では、サステナビリティ担当者の82%が、企業内でのコンプライアンスの重要性が増すと予測している一方で、53%の回答者は、規制要件やESGフレームワークに関する知識不足が課題であると指摘する。このような背景から、Normativeの新サービスは、データ収集の効率化や専門家のサポートを通じて、企業がコンプライアンスを競争優位性に転換できるよう支援する。

具体的には、AIを活用したカーボン計算や部門横断的な報告を可能にするデータ収集プロセスの簡素化、GHGプロトコル認定の気候戦略アドバイザーによる専門的なガイダンス、スコープ3排出量の計算を通じて、企業の持続可能な成長を促進する。これにより企業のエネルギーコスト削減やサプライチェーン全体でのレジリエンス強化を実現する。

【参照ページ】
(原文)Normative launches comprehensive CSRD offering to simplify compliance, and announces new CEO

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る