欧州委員会、森林破壊防止規則の法施行を1年延期

10月2日、欧州委員会は新たな欧州森林破壊防止規則(EU Deforestation Regulation, EUDR)の施行を1年先送りすることを発表した。

EUDRは2023年6月に承認された規制で、EU市場で販売もしくはEU市場から輸出されるパーム油や牛肉、木材、ココア、コーヒー、ゴム、またはこれら関連商品が「森林破壊に関わっていない」ことを証明するデューデリジェンスを義務付ける。2020年以降に森林破壊が行われていない土地で生産されることが求められる。

新規制は2024年12月30日から施行される予定であったが、国際的パートナーが準備状況に懸念を表明しているとされ、延期されることとなった。

【参照ページ】
(原文)Guidance on EU Deforestation RegulationCommunication from the Commission on a Strategic Framework for International Cooperation Engagement on Deforestation

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