欧州委員会、森林破壊防止規則の法施行を1年延期

10月2日、欧州委員会は新たな欧州森林破壊防止規則(EU Deforestation Regulation, EUDR)の施行を1年先送りすることを発表した。

EUDRは2023年6月に承認された規制で、EU市場で販売もしくはEU市場から輸出されるパーム油や牛肉、木材、ココア、コーヒー、ゴム、またはこれら関連商品が「森林破壊に関わっていない」ことを証明するデューデリジェンスを義務付ける。2020年以降に森林破壊が行われていない土地で生産されることが求められる。

新規制は2024年12月30日から施行される予定であったが、国際的パートナーが準備状況に懸念を表明しているとされ、延期されることとなった。

【参照ページ】
(原文)Guidance on EU Deforestation RegulationCommunication from the Commission on a Strategic Framework for International Cooperation Engagement on Deforestation

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. コーポレートガバナンスの重要性と課題:国内での透明な開示対応

    2024-10-16

    コーポレートガバナンスの重要性と課題:国内での透明な開示対応

    コーポレートガバナンスとは、企業が持続可能な成長を遂げるための管理体制や仕組みを指す。透明で公正な…
  2. お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    2024-10-15

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 環境省

    2024-10-15

    環境省、「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の基本的考え方」を発表

    9月26日、環境省は「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に関する基本的な考え方」を…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る