
6月3日、英総合エネルギー企業のトタルエナジーズは再生可能エネルギー開発企業ロウ・カーボンから、太陽光発電(350MW)と蓄電池(85MW)のプロジェクト群を買収したと発表した。買収した事業は2028年までの稼働を目指し、英国の約10万世帯分の年間電力消費量に相当するクリーンな電力を供給する見込み。
今回の買収は、イングランド南部に位置する太陽光発電および蓄電池プロジェクトで構成され、トタルエナジーズが英国で進める統合型電力ポートフォリオ(既設の洋上風力1.1GW、ガス火力1.3GW、開発中の太陽光600MW以上)を補完するものとなる。
トタルエナジーズのオリヴィエ・ジューニーSVP(再生可能エネルギー担当)は「英国における当社の統合電力ポートフォリオを補完するものだ」とコメント。ロウ・カーボンのロイ・ベドローCEOは「英国政府のクリーン電力2030目標への重要な貢献となる」と述べた。
トタルエナジーズは英国で60年以上にわたり事業を展開しており、今回の買収により同国での再生可能エネルギー事業をさらに拡大する。
(原文)UK: TotalEnergies acquires a pipeline of solar and battery projects
(日本語参考訳)英国 トタルエナジー社、太陽光発電と電池プロジェクトのパイプラインを買収