「Clear on Climate Reporting hub」で気候報告の明確化を目指すKPMG

7月8日、KPMGは企業報告における気候関連事項の明確化を支援する「Clear on Climate Reporting hub」を開設した。このハブは、企業が気候関連の財務影響を投資家やステークホルダーに明確に説明するための指針と洞察を提供する。

気候変動は金融報告への関心を高めており、企業はネットゼロ目標などについて明確な報告が求められている。このハブはFAQ、ポッドキャスト、ビデオなどを通じて企業が直面する報告課題をカバーするリソースを提供し、継続的に更新される。

KPMG国際監査責任者ラリー・ブラッドリーは、「企業は気候変動の影響を財務報告に反映し、ユーザーが理解できるようにする必要がある」と述べた。

投資家と規制当局は、企業の財務とサステナビリティのパフォーマンスの明確な接続を求めている。企業は気候関連情報を財務報告に反映し、関連要件を遵守することが重要だ。


(原文)Launch of KPMG’s Clear on Climate Reporting hub
(日本語参考訳)KPMGのClear on Climate Reportingハブの立ち上げ

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    2025-5-30

    ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察してい…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-5-28

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    企業のサステナビリティ関連の開示では、TCFD(Taskforce on Climate-rela…
  3. 2025-5-28

    データマラン、サステナビリティ担当者向けグローバル・コミュニティ「Harbor」を発表

    5月14日、ESGに特化したAIソリューションのリーダーであるデータマランは、企業のサステナビリテ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る