AIGCC、新ワーキンググループを立ち上げ、中国での投資家活動を拡大

4月24日、気候変動に関するアジア投資家グループ(AIGCC)は、中国市場に投資する投資家の関心の高まりに対応するため、新たに中国ワーキンググループを立ち上げた。本創設により、AIGCCのワーキンググループは合計で7つとなった。

中国は、2030年までに炭素使用量のピークを達成し、2060年までにカーボンニュートラルを実現するというデュアルカーボン目標を達成するために、多額の投資を必要としている。風力や太陽光といった競争力の高い低炭素エネルギーの選択肢は、すでに中国で大規模に展開されている。

中国排出量取引制度(ETS)や中国・EU共通基盤税制-気候変動緩和(CGT)など、中国における主要政策の開始と発展は、気候変動とESG投資に関する投資家の緊急性の高まりに拠っている。

AIGCCの投資家主導のワーキンググループでは、メンバーがAIGCCの調査や政策目標の設定に参加すると同時に、投資家の実務に関わる主要分野の専門知識や経験を深めることができる。

中国ワーキンググループは、発足初年度は、活発な議論を促すため、現在AIGCCのメンバーではない中国人投資家にも門戸を開く予定。

【参照ページ】
(原文)AIGCC expands investor work in China with launch of new working group
(日本語訳)AIGCC、新ワーキンググループを立ち上げ、中国での投資家活動を拡大

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る