コカ・コーラ、水に関する行動を加速させる3つの目標を発表

 

3月25日、コカ・コーラは、国連2023年水会議において、水に関する行動を加速させる3つの目標を発表した。

会長兼CEOのJames Quinceyは、同社が最も必要とされる場所に水への投資を優先させる方法を共有した。同社の2030年水戦略は、事業を展開し、飲料の農産物を調達し、人々の生活に関わる場所である事業所、地域の流域、コミュニティにおける水の安全保障を実現することを目的としている。

同社は、戦略の主要な重点分野に関連する以下3つの目標を発表した。

  • 2030年までに、「リーダーシップ拠点」と認定された175の施設において、循環型水利用(再生水利用)を100%達成
  • 2030年までに、当社の事業および農業サプライチェーンにとって最も重要であると特定された60の流域の健全性を改善するために、パートナーと協働
  • 2021年から2030年の間に、世界の自然や地域社会に累計2兆リットルの水を還元することを目標

会議の中で、SVP兼チーフコミュニケーション、サステナビリティ、ストラテジックパートナーシップオフィサーのBea Perezは、国連グローバルコンパクトやCEO Water Mandateなどのイニシアティブである「水に関する行動を加速するビジネスリーダーのオープンコール」に同社が参加することを発表した。本取り組みには、コカ・コーラ フェムサ、アルカ コンチネンタル、コカ・コーラ ユーロパシフィックパートナーズの3社のボトリングパートナーも参加し、集団行動を促進する。

本取り組みは、同社が事業やサプライチェーン全体で水の回復力を構築するために提携し、2030年までに少なくとも100の脆弱な水域で集団的な水のプラスの影響を達成するためにパートナーと協力することを意味する。

また、コカ・コーラ基金は、水不足や気候変動の影響を受けるコミュニティのための起業家的ソリューションを拡大するため、グローバル非営利団体Imagine H20に125万ドル(約1億6,519万円)の助成金を最近授与した。

【参照ページ】
(原文)Coca-Cola Shares Key Goals Detail
(日本語訳)コカ・コーラ、水に関する行動を加速させる3つの目標を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    2025-5-30

    ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察してい…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-5-28

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    企業のサステナビリティ関連の開示では、TCFD(Taskforce on Climate-rela…
  3. 2025-5-28

    データマラン、サステナビリティ担当者向けグローバル・コミュニティ「Harbor」を発表

    5月14日、ESGに特化したAIソリューションのリーダーであるデータマランは、企業のサステナビリテ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る