2月16日、ロジスティクス業界の大手ドイツポストDHLグループは、国際宅配便部門であるDHL Expressにおいて「GoGreen Plus」サービスを開始し、お客様が持続可能な航空燃料(SAF)を使用することで、輸送時のスコープ3排出量に対応することを可能にすると発表した。
DHLの「GoGreen」サービスは、国際的に認められた気候保護プロジェクトへの投資を通じて、輸送中に発生する排出量を相殺し、気候ニュートラルな輸送の選択肢を荷主に提供する。新サービスは、まず英国で開始され、今後数ヶ月のうちに全世界のDHL Expressの顧客に提供される予定だ。顧客は達成したい排出削減量やSAFの使用量を調整することができる。
DHL Expressは昨年、過去最大規模のSAFに関する2つの契約を締結し、今後5年間でbpとNesteから8億リットル以上のSAFを調達することを発表している。bpとNesteが供給するSAFは、廃油から製造され、従来のジェット燃料と比較してライフサイクルで最大80%の温室効果ガス排出削減が可能だ。