1月10日、グローバルなオルタナティブ資産運用会社であるTPGは、存在感の薄いオルタナティブ資産運用会社への投資を目的とした新ファンド「TPG Next」を立ち上げると発表した。
新ファンドは、カリフォルニア州公務員退職年金制度(CalPERS)からの5億ドル(約641億円)のコミットメントを受けて立ち上げられる。TPGは、「重要なパイプライン」と「多様な運用会社にわたる魅力的な機会セット」を理由に、同ファンドのために第三者による資金調達を継続すると述べている。
本ファンドの設立は、TPGのインパクト投資プラットフォームの拡大を意味する。同プラットフォームには、測定可能な社会的・環境的インパクトをもたらす企業に投資するライズ・ファンドや、気候変動対策に特化したファンドTPG Rise Climateも含まれている。TPG Rise Climateは最近、最終クロージングを発表し、機関投資家やグローバル企業から70億ドル(約8,983億円)以上の資金を調達した。
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TPGによると、新ファンドは、オルタナティブ資産において、多様性を主導する企業の数を増やし、この業界をより幅広い人口動態のトレンドと一致させることを目的としている。同ファンドは、オルタナティブ資産業界で十分な存在感を示していないグループから新たな経営者を輩出し、資本へのアクセスを強化するとともに、事業構築の専門知識や戦略的アドバイザリーサポートを提供する。
また、両組織は、投資家に運用や管理の専門知識を提供するためのツールを開発し、オルタナティブ資産運用のエコシステムの多様化を目指すGPやLPを招集する会合を開催する予定である。
【参照ページ】
TPG Announces Inaugural TPG NEXT Fund to Invest in Underrepresented Alternative Asset Managers