Chevron、牛糞を自動車燃料に転換するプロジェクトを支援

 

10月7日、エネルギー大手Chevronは、カリフォルニア州で酪農バイオメタンを再生可能天然ガス(RNG)輸送用燃料として製造・販売するプロジェクトを支援するため、バイオメタン製造会社CalBioとの共同出資を発表した。

CalBioは2006年に設立され、乳製品の消化装置を再生可能エネルギーや自動車用燃料として開発する会社である。同社は、酪農家が糞尿貯蔵から放出されるメタンをRNGに変換するための消化器やメタン回収プロジェクトを構築するのを支援している。本プロセスは、カリフォルニア州の低炭素燃料基準では、ライフサイクルベースでカーボン・マイナスとされている。

本合意は、Chevronが2021年9月に発表した、再生可能燃料、水素、温室効果ガス削減プロジェクトなどを主要分野とする低炭素事業への投資に100億ドル(約1兆4,539億円)を投じる計画を受けてのものである。また、同社のエネルギー事業における2030年の目標には、再生可能燃料の生産能力を日量10万バレルにすることが含まれている。

本契約では、Chevronは、カリフォルニア州マーセド郡の酪農場群にある7基もの消化器と1基の中央改良施設に追加資金を提供する。この消化器群には、カリフォルニア州食品農業省の補助金が交付されており、プロジェクトを完了するためには、追加資金を投入する必要がある。

来年予定されているプロジェクトの完了後、Chevronは生産された再生可能天然ガスの100%をカリフォルニア州の自動車燃料市場に投入する予定だ。

【参照ページ】
(原文)chevron and calbio biogas partnership
(日本語訳)Chevron、牛糞を自動車燃料に転換するプロジェクトを支援

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