Intersect Power、約1,000億円を調達し、再生可能エネルギー・貯蔵・水素の生産能力を拡大

6月28日、クリーンエネルギーに特化した電力・燃料供給会社であるIntersect Powerは、7億5000万ドル(約1,000億円)を調達したと発表した。本資金は、クリーンエネルギー・プラットフォームの構築を加速するために使用され、現在の240万kWのポートフォリオから、8GW+の再生可能発電、貯蔵および水素製造に拡大する予定だ。

この成長株投資は、TPGのグローバルインパクト投資プラットフォームであるTPG Riseの70億ドル(約9,500億円)の気候投資戦略であるTPG Rise Climateが主導し、既存投資家のインフラ投資会社Climate Adaptive Infrastructureと未公開株式会社Trilantic Energy Partners North Americaが参加したものだ。

2016年に設立されたIntersect Powerは、スケーラブルで変革的なクリーンエネルギー・プロジェクトに注力している。同社は、北米の顧客に低炭素電力、燃料、その他の関連製品を提供する大規模なクリーンエネルギー資源を開発している。

本投資による収益は、約1GWのグリーン水素生産の開発計画、8.5GW以上のクリーンエネルギー発電と8GWhのバッテリーストレージのパイプラインを通じて、インターセクトパワーの新しい市場や技術への参入加速を支援するために使用される予定だ。

【参照ページ】
(原文)Intersect Power Announces $750M Growth Equity Investment from TPG Rise Climate, CAI Investments & Trilantic Energy Partners North America
(日本語訳)クリーンエネルギー企業Intersectが7億5000万ドルを調達し、再生可能エネルギー、貯蔵、水素の生産能力を拡大

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