中国、ILOの強制労働条約の批准を承認

4月20日、国際労働機関(ILO)は、中華人民共和国全国人民代表大会が、1930年の強制労働条約(第29号)および1957年の強制労働の廃止に関する条約(第105号)の批准を承認する決定を歓迎した。

今回の承認により、中国は自国の管轄内であらゆる形態の強制労働を撤廃し、14億の国民に自由な労働を実現し、ILOの労働における基本原則と権利を尊重するという約束を強化する。

第29号条約は、あらゆる形態の強制労働の使用を禁止し、締約国に対し、強制労働の慣行を刑罰の対象とすることを求めている。また、29号条約を補完する条約第 105号によって、5つの特定の状況における強制労働の即時廃止を特に要求している。双方の条約は、批准書がILOに寄託された1年後に中国で発効する予定である。

【参照ページ】
(原文)ILO welcomes China’s move towards the ratification of two forced labour Conventions
(日本語訳)ILO、中国の2つの強制労働条約の批准に向けた動きを歓迎

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る