4月20日、国際労働機関(ILO)は、中華人民共和国全国人民代表大会が、1930年の強制労働条約(第29号)および1957年の強制労働の廃止に関する条約(第105号)の批准を承認する決定を歓迎した。
今回の承認により、中国は自国の管轄内であらゆる形態の強制労働を撤廃し、14億の国民に自由な労働を実現し、ILOの労働における基本原則と権利を尊重するという約束を強化する。
第29号条約は、あらゆる形態の強制労働の使用を禁止し、締約国に対し、強制労働の慣行を刑罰の対象とすることを求めている。また、29号条約を補完する条約第 105号によって、5つの特定の状況における強制労働の即時廃止を特に要求している。双方の条約は、批准書がILOに寄託された1年後に中国で発効する予定である。
【参照ページ】
(原文)ILO welcomes China’s move towards the ratification of two forced labour Conventions
(日本語訳)ILO、中国の2つの強制労働条約の批准に向けた動きを歓迎