3月2日、エネルギー大手 ExxonMobil は年次株主総会に先立ち、エネルギー転換のリーディングカンパニーを目指すとし、排出量削減や低排出ガス事業への数十億ドルの投資計画など、一連の発表を行った。
2日の発表には、Exxonが今後6年間で150億ドル以上を投資し、事業活動における温室効果ガス(GHG)排出量を削減する計画や、顧客の排出量削減を支援する低排出量ビジネスの機会を提供する計画も含まれている。同社は昨年、低炭素ソリューション事業を設立し、炭素回収・貯留、水素、バイオ燃料などの分野に注力している。
Exxonは、テキサス州ベイタウンにある石油精製・石油化学の統合施設において、水素製造プラントと世界最大級の炭素回収・貯留プロジェクトの計画を発表した。この施設では通常、天然ガスを水素とCO₂に変換して製造されるブルー水素を製造し、それを回収して永久に貯蔵している。新プロジェクトでは1日あたり最大10億立方フィートのブルー水素を製造し、年間最大1,000万トンのCO2を輸送・貯蔵できるようになる予定だ。
【参照ページ】
(原文)ExxonMobil details plans to lead in earnings and cash flow growth, energy transition
(日本語訳)Exxon、エネルギー転換のリーディングカンパニーへのコミットを宣言