米ミズーリ州農協Land O’Lakes、リジェネラティブ農業参画で4.4億円支給

米ミズーリ州農協Land O’Lakes、リジェネラティブ農業参画で4.4億円支給

米ミズーリ州の農業協同組合Land O’Lakesは、2021年2月より開始したリジェネラティブ農業*事業により、傘下である農家に対し合計400万米ドル(約4.4億円)以上の現金が支払われたことを明らかにした。

Land O’Lakesは、農業の持続可能化と農家の収益向上の双方を実現を目指し、カーボンクレジットの生成及び売買を促進させるカーボンプログラム「Truterra」を2016年に創設。2021年2月にMicrosoft社とともにローンチさせ、初年度には合計20万tの二酸化炭素を吸収することに成功した。

Truterraは、参画する各農家のクレジット生成を支援するとともに、リジェネラティブ農業の実践においたアドバイスも提供する。2022年には、既存事業者向けのプログラムの他、新たに経験の浅い農家を対象としたプログラムも新設する。

注:日本語で「環境再生型農業」とも呼ばれる。農地の土壌をただ健康的に保つのではなく、土壌を修復・改善しながら自然環境の回復に繋げることを目指す農業を指す

【参照ページ】
(原文)How America’s farmers are helping businesses reduce their carbon footprint
(日本語訳)米ミズーリ州農協Land O’Lakes、リジェネラティブ農業参画で4.4億円支給

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-11-22

    SEC、インベスコを誤解を招くESG投資表示で告発、1,750万ドルの罰金

    11月8日、米国証券取引委員会(SEC)は、アトランタ拠点の登録投資顧問会社インベスコ・アドバイザ…
  2. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る