Equinor社、3GWの洋上風力発電契約を締結し、韓国における再生可能エネルギーのプレゼンスを高める

Equinor社、3GWの洋上風力発電契約を締結し、韓国における再生可能エネルギーのプレゼンスを高める

ノルウェーのエネルギー企業であるEquinor社は、韓国の国営電力会社であるEast-West Power(EWP)社と、韓国における300万kWの洋上風力発電プロジェクトで協力することへの合意を発表した。

両パートナーは、韓国で進行中のエネルギー転換と、韓国における洋上風力産業の発展に貢献するために協力していく。

世界の炭素排出量トップ10に入る韓国は、今後数年間で再生可能エネルギー投資の最もホットな市場の一つになる可能性がある。10月、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指すと発表した。文大統領の公約には、石炭に依存したエネルギーインフラを再生可能エネルギー基盤に転換するために数兆ウォンを投資することが含まれており、政府は12GWの洋上風力発電容量を含め、2034年までに再生可能エネルギーを60GW増加させるという野望を掲げている。今年初め、同国は430億ドル以上を投じて世界最大の洋上風力発電所(8.2ギガワット)を建設する計画を発表した。

同社によると、韓国の沿岸部の水深を考えると、韓国政府の再生可能な野望を実現するためには、浮体式ソリューションが必要。浮体式風力発電の経験とオフショア技術を、運用・保守(O&M)の専門知識も含めてこのパートナーシップに提供する。同社は、世界初の浮体式洋上風力発電所を運営しており、現在、世界最大の浮体式洋上風力発電所を開発中だ。

【参照ページ】
(原文)Stepping up Korean offshore wind plans, 3 GW collaboration with EWP
(日本語訳)Equinor社、3GWの洋上風力発電契約を締結し、韓国における再生可能エネルギーのプレゼンスを高める

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る