英国の年金基金管理会社、Amundi社とInvesco社を新たな資産運用担当に任命

2月、英国の年金基金管理会社The People’s Pensionは、資産運用体制の進化を図る一環として、欧州最大の資産運用会社Amundiと、世界的な投資運用会社Invescoを新たなファンドマネージャーとして任命した。これにより、急成長する投資ポートフォリオの大部分を両社が管理することとなる。

Amundiは、The People’s Pensionのパッシブ運用の先進国株式ポートフォリオ約200億ポンドを担当する。一方、Invescoは、英国、米国、欧州、新興国市場の国債、投資適格社債、ハイイールド債を含む固定収益資産80億ポンド以上を管理する。

両社の選定プロセスは、The People’s Pensionを提供するPeople’s Partnershipの株式および固定収益チームによって実施された。今回の動きは、最近の280億ポンドの資産を資産運用会社Northern Trustの管理下に移行した流れを受けたものであり、The People’s Pensionの投資アプローチの管理性能、透明性、柔軟性をさらに強化する狙いがある。

【参照ページ】
(原文)The People’s Pension appoints Amundi and Invesco to manage £28 billion in assets
(日本語参考訳)国民年金はアムンディとインベスコを280億ポンドの資産運用に任命

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る