9月19日、世界最大のサステイナビリティ専門コンサルティング企業であるERMは、企業が自主的なカーボン市場に簡単にアクセスできる「カーボンクレジット・ポータル」の新たな立ち上げを発表した。ERMは顧客の温室効果ガス(GHG)排出削減戦略やサステナビリティ目標を支援するため、カーボンクレジットの購入プロセスを効率化するこのポータルを提供する。カーボンクレジットの選定から購入、退役までの一連の流れを簡便にし、企業がカーボン市場に参加しやすくなることを目指している。
このポータルは、ERMが新たに立ち上げたカーボン市場に関する事業「ERM Climate Markets」の一環であり、クライアントのカーボンクレジットに関する取り組みを支援する。また、ERMはデジタルカーボンクレジットプラットフォーム「CEEZER」と戦略的提携を結び、このポータルを通じてカーボンクレジットの購入および退役を支援する。顧客は、このインタラクティブなポータルを通じて厳選されたカーボンクレジットプロジェクトにアクセスでき、ERMのサステナビリティ戦略やプロジェクト評価のためのサポートも受けることができる。
さらにERMは、クライアントに最高水準のサービスを提供するため、CEEZERへの戦略的投資を行った。この投資により、カーボンクレジット市場の拡大に貢献し、顧客が持続可能な成長を実現できるよう、より大規模な市場環境を整備している。
【参照ページ】
(原文)ERM launches carbon credit portal to help clients access the voluntary carbon market
(日本語参考訳)ERM、顧客が自主的な炭素市場にアクセスできるよう炭素クレジット・ポータルを開設