EQT Private Equity、サステナビリティソフトウェア企業の過半数株式を取得へ

8月14日、EQT Private Equityは、サステナビリティソフトウェアのグローバルリーダーであるAMCSの過半数株式を取得することを発表した。今回の投資は、EQTのフラッグシップファンド「EQT X」と、長期投資を志向するインパクトファンド「EQT Future」から行われる。

AMCSは、廃棄物管理やリサイクルなど、資本集約型産業に向けたクラウドベースおよびAI対応のソフトウェアを提供している。同社のソリューションは、サステナビリティ目標の達成、業務効率の向上、規制遵守を支援し、循環型経済の複雑さに対応するものだ。AMCSは、ヨーロッパ、北米、オーストラリアに1,300人以上の従業員を抱え、80カ国以上で3,800以上の顧客を持ち、70万台以上の車両を管理している。

本取引により、EQTはAMCSの成長とサステナビリティへの取り組みをサポートし、循環型経済への移行を促進することを目指している。AMCSの共同創業者兼CEOであるジミー・マーティンは、「EQTの支援により、我々のビジョンであるサステナビリティの実現と循環型経済の推進がさらに強化される」と述べている。

この取引は2025年第1四半期までに完了する見込みである。

【参照ページ】
(原文)EQT Private Equity to acquire a majority stake in AMCS, a global leader in performance and sustainability software to resource-intensive industries
(日本語参考訳)EQTプライベートエクイティ、資源集約型産業向けパフォーマンスおよび持続可能性ソフトウェアの世界的リーダーであるAMCSの過半数株式を取得

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る