12月13日、産業界の脱炭素化に特化したプライベート・エクイティ投資家Ara Partnersは、30億ドル(約4,256億円)を超える新たな資本コミットメントを獲得し、第3号ファンドであるAra Fund IIIの資金調達を完了したと発表した。
28億ドルのコミットメントにより、本ファンドの募集は当初の目標額20億ドル(約2,838億円)を大幅に上回った。Araの前身ファンドであるAra Fund IIは、2021年9月に約11億ドル(約1,561億円)でクローズした。
チェリントンとトロイ・サッカーによって2017年に設立されたAra Partnersは、産業・製造業、化学・素材、エネルギー効率・グリーン燃料、インフラ、食品・農業などのセクターにおける産業脱炭素投資を専門としている。
同社によると、新たにクローズしたファンドは、米国、カナダ、ヨーロッパを拠点とし、セクターを問わず二酸化炭素排出削減を達成する可能性のある企業へのバイアウト投資と成長投資の両方をターゲットとする。同ファンドはすでに、磁性材料とレアアース永久磁石を製造するVacuumschmelze、持続可能なパッケージングを製造するGenera社、グリーンエネルギー・ソリューション企業のCFP Energy、バイオメタンガス設備開発企業のCycleØの4社への投資を完了している。
【参照ページ】
(原文)Ara Partners Closes Over $3 Billion of New Capital Commitments
(日本語参考訳)Ara Partners、産業界の脱炭素化に投資するため4,000億円超を調達