11月26日、株式会社アシックスは、、サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)の達成状況に応じて排出権を購入する国内初のスキームを採用するサステナビリティ・リンク・ボンドの発行を発表した。
日本の一般事業会社で初となるサステナビリティボンドの発行(2019年3月)、サステナビリティ・リンク・デリバティブの締結(2021年7月)に続く、新しいサステナビリティへの取り組みとなる。
同社が発行を予定するのは年限5年で100億円である。環境評価のNPOである英CDPによる気候変動に関する企業活動の最終評価を「A-」以上に維持することを目標に設定し、2026年6月末時点で未達成の場合、社債発行額の0.1%相当の排出権を購入する仕組みである。
本サステナビリティ・リング・ボンドは、株式会社格付投資情報センターから、国際資本市場協会(ICMA)の「サステナビリティ・リンク・ボンド原則(SLBp)」への適合性についてセカンドオピニオンを取得している。
同社は、「Anima Sana in Corpore Sano(健全な身体に健全な精神があれかし)」を創業哲学に掲げ、スポーツを通じて世界中のすべての人々の将来世代に続く心身の健康に貢献することを使命とし、2050年までに温室効果ガスの排出をネット・ゼロにすることを目指すなど、環境と社会に配慮した事業活動を続けている。今後も事業のあらゆる場面でサステナビリティに配慮した取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に向け、さらなる貢献に努めていくとしている。