UNEP FI、銀行向け自然目標ガイダンス公表 循環経済を融資・リスク管理に統合

9月10日、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)は、銀行が自然関連目標の達成に循環経済のアプローチを活用するためのガイダンス「Circular Solutions to Achieve Nature Targets」を公表した。
責任銀行原則(PRB)の署名銀行を中心とする商業銀行を対象に、循環経済のソリューションを通じて、自然への依存・インパクト、リスク、機会に対応するための実践的な枠組みを示した。対象となる生態系を「海洋・海域」「淡水」「陸域・土地」の3分野に分類している。
ガイダンスでは、循環経済の観点をガバナンス、リスク管理、セクター戦略、顧客エンゲージメントに組み込む方法を提示。銀行が顧客企業の移行計画や資金調達、自然関連戦略・目標に循環性を組み込むことを支援する方法も示した。
具体的には、ポートフォリオのスクリーニングと優先順位付けに向けてインパクトの大きいセクターを特定し、「方針・プロセス・組織文化」「顧客エンゲージメント」「ポートフォリオ構成・ファイナンス」「ステークホルダー・エンゲージメントとパートナーシップ」の4分野で行動を推奨する。
同枠組みは昆明・モントリオール生物多様性枠組み(GBF)との整合を支援するとともに、各国・地域の規制や市場環境に応じて活用できるとしている。
原文:Circular Solutions to Achieve Nature Targets
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